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実効スループットとは
実効スループットとは、通信速度や処理能力の尺度の一つで、実際に通信や計算を行なったときの単位時間あたりの処理能力やデータ転送量のこと。
システムの処理能力の意味では、実際のデータを処理したときの単位時間あたりの処理能力を表し、理論上の最大処理能力(理論スループット)が同じでも、処理させるデータの選び方などの条件によって実効スループットは変化する。標準化されたベンチマークテストなどによって計測される。
通信速度の意味では、理論上実現可能な単位時間あたりのデータ転送量(理論スループット)から、エラー訂正による損失や、プロトコルのオーバーヘッド、データ圧縮による影響などを差し引いた、実効速度を表す。このため、実効スループットは通信環境や転送するデータの選び方などの影響を受ける。特定の環境のもとで実際に大きなファイルを送受信してみて、かかった時間を測って計測される。